Flash Player の為には Firefox は ESR 版で使う

0
投稿者 AlbertSteins on 2019年9月21日土曜日 , in , , ,
各種ブラウザが Adobe Flash Player (Shockwave Flash) の廃止に向けて段階的に制限を強化していく中――

Mozilla Firefox 69 では遂にデフォルトで Flash Player が無効化.

サイト別に有効・無効を設定した際に表示された「この設定を記憶する」までもなくなり,サイトを開き直す度に逐一確認を求められるようになった.

Flash Player を使用しているサイトを日頃利用している人にとっては不便極まりない状況.

例えば自分の場合だと某 Web ラジオを目覚まし代わりに使っていて,Windows のタスク スケジューラで指定時刻に Firefox でサイトを開くようにしていたので大きな支障を来たした.

そこで Release 版よりも長く Flash Player のサポートが継続される,「大きな規模で Firefox の設定と維持が必要な、大学や企業など大きな組織向けに開発された公式バージョン」である ESR (Extended Support Release) 版の Firefox を試してみることにした.

関連サイト:
個人利用のために Firefox 延長サポート版 (ESR) へ切り替える](Firefox ヘルプ)

インストールは簡単で上記サイトのリンク先のダウンロードページから自分の環境に合った国・アーキテクチャ (64-bit/32-bit)・OS (Windows/MacOS/Linux) の Firefox 68 インストーラをダウンロードして実行するだけ.

既に Release 版の Firefox 69 がインストールされている場合でもアンインストールせずに上書きでよい.

ブックマークや閲覧履歴,ログイン情報(各サイトのアカウントとパスワード)などを引き継ぎたいなら上書きする前に Release 版のほうで Firefox アカウントでログインして[ツール]-[オプション]-[Sync]の設定で同期したい項目にチェックを入れておけば,ESR を入れたあとにログインし直すだけで復元される.

なお,ダウングレードになるので(最新の機能は利用できなくなる可能性がある為,不具合が起きるのを防ぐ意味で)初回起動時にプロファイルフォルダーは新規に作成するように確認を求められる.

実際,インストール後に[ヘルプ]-[トラブルシューティング情報...]からフォルダーを開いてみると Release 版のものとは別に新たにフォルダーが用意されたことが判る.

このため,Sync には含まれないローカルのプロファイルに保存された情報(窓のサイズや表示位置,ページ別の表示倍率,個人的なカスタマイズなど)は上書き前の状態が再現されない点だけ注意が必要である.

試してはいないが Release 版のプロファイルが残っているということは Release 版のインストーラで改めて上書きすれば元の状態に戻すことも簡単にできそうだ.

Share This Post

0 コメント:

コメントを投稿