リネージュノケモノ道

2015 年初頭から販売されたノート PC 向けの，Intel 第 5 世代 CPU に内蔵される GPU．

愛機 Dell XPS13 9343 にも採用されているのですが，公式サポートで配布されているドライバが古い．

Intel のダウンロード・センターで最新版を入手，導入してみると――

グラフィック・ドライバーが原因とは思っていなかった不具合が解消されました．

他社製の PC でも同時期の GPU 搭載機なら該当するかもしれませんので，試してみるといいかもしれません．

［XPS 13 9343 製品サポート］（Dell 公式）
［Intel® HD Graphics 5500 for 5th Generation Intel® Core™ Processors 用のダウンロード］（Intel ダウンロード・センター）

解消された不具合：
省電力設定によりディスプレイが自動消灯している時，

• 音声を再生すると，音切れする．
• 長時間そのまま放置すると，キーボードとポインティング デバイス（マウス，タッチパッド）からの入力に一切反応しなくなり，ディスプレイがオフのまま戻らないため，電源ボタンの長押しで強制的に PC を落とすしかなくなる．※ 音声を再生しているソフトを実行していると，PC がフリーズしているわけではないことは判る．

インストール時の注意点：
メーカー製の PC で OEM 版のドライバーがインストールされている場合，Intel から入手したインストーラ (*.exe) で更新しようとすると，OEM 版を使うように警告が出て，進行できないことがある．
このときは，

1. 圧縮版 (*.zip) をダウンロードして，適当な作業フォルダに解凍．
2. デバイス マネージャ (devmgmt.msc) で［ディスプレイ アダプター］－［Intel(R) HD Graphics 5500］のドライバを手動更新．
3. ドライバ ソフトウェアの検索場所に，作業フォルダ内に作成された [Graphics] フォルダを指定．

一度，更新に成功すれば，上述の警告は出なくなる．
ダウンロードしたファイルにはディスプレイ ドライバ以外も含まれているので，インストーラ (*.exe) で改めて全体をアップデートしておく．
※ 最新版に ZIP 形式が用意されていない場合は，旧 Ver. の ZIP で更新後，最新版の EXE で上書き．

ドライバがアップデートされると，Windows Update で WDDM (Windows Display Driver Model) の更新 (2015/12) もアクティブになる場合があるので，そちらも確認しておく．

なお，ディスプレイ ドライバの更新中は画面がちらついたり，インストール後に表示がおかしくなったりする場合がある．
特に指示が無くても，PC は再起動しておくほうがトラブルを避けられる．