ゲスト用 OS のインストール CD は,ISO イメージとしてデータ化しておくと便利です.
ISO イメージ(*.iso ファイル)とは,CD / DVD のデータをマウント可能な形にファイル化したもの.
Windows8 であれば,ファイルの右クリックメニューから簡単に仮想ドライブとしてマウントできます.
データなので CD より管理が楽で高速なアクセスが可能,環境作りに失敗した場合に再構築しやすい,光学ドライブレスな Ultrabook でも利用できる等のメリットがあります.
「SP+メーカー」は必ず「管理者として実行」して下さい.
(「実行時エラー '75':パス名が無効です。」が発生して,ISO ファイルへの書き出しに失敗するので)
(追記)
Windows 8.1 環境では「C:\Program Files (x86)\winsppm」にインストールしても正常動作していましたが,Windows 10 に移行したあとから,ISO の作成でエラーが出るようになりました.
[A.K Office サポート掲示板]の書き込みを参考にデフォルト設定「C:\winsppm」に入れ直したところ,解消.
自分が用意できたのが,Windows2000 Professional だけだったので,これを使った作成例を紹介します.
ISO ファイルは,Windows2000 に SP4 を適用した「OS インストーラ」と更新プログラム
(通常は Windows Update を使って適用)だけを集めた「HotFix 専用インストーラ」に分けます.
(通常は Windows Update を使って適用)だけを集めた「HotFix 専用インストーラ」に分けます.
(後者は適用に失敗する項目も少なくなく,個人の環境に依存した可能性もあるので,
各自でカスタマイズできるようにするため.ファイルサイズを抑える意図もあります)
各自でカスタマイズできるようにするため.ファイルサイズを抑える意図もあります)
「OS インストーラ」は当然,光学ドライブがなければ作成はできません.
(搭載 PC でなくても,外付けやネットワーク経由で用意できれば可能)
作成後は USB メモリに保存しておけば,いつでも Ultrabook などの非搭載 PC へ利用できる.
作成後は USB メモリに保存しておけば,いつでも Ultrabook などの非搭載 PC へ利用できる.
◇ OS インストーラの作成 (for Windows2000) ◇
- 光学ドライブに作成する OS のインストール CD を挿入.「SP+メーカー」を「管理者として実行」
- 最上段のプルダウンメニューから作成するインストーラの OS を選択 (Windows2000)
- 「ボリュームラベル」を「取得」.作成される ISO をマウントした時にドライブ名として表示される(判りやすい名前に変更してもよい)
- 「アプリケーションID / CD出版元・作成者 / システムID」を必要なら記入
- 「ISOイメージファイルを最適化する」にチェック
- 「インストールCDを作成する」にして,「CD-ROMドライブ」にインストール CD の入っているドライブを指定.「代替フォルダ」にチェックを入れて,ネットワーク経由で他 PC の共有化した光学ドライブも指定可
- 「作業フォルダ」を指定.ISO 作成中の作業用に使用されるテンポラリ
- 「出力先フォルダ」を指定.作成される ISO ファイルの出力先
- 「ファイル名」を記入.作成される ISO (*.iso) のファイル名
- 「アップデートフォルダ」を指定.インストーラ作成のために Microsoft からダウンロードされるSPや更新プログラムの保存先
- 「アップデートリストファイル」は未チェックにしておけば,用意されているデフォルトのファイルが使用されます
- その下のプルダウンメニューから「Service Pack 4」を選択
- 「高度な設定」を開き,[インストールCD]タブ内の「[***] フォルダを削除する」を全てチェックして「OK」
- メニューバーから [表示] - [ログウィンドウ] にチェック,[オプション] - [自動ダウンロードを許可する] にチェック,[ツール] - [CD-ROM Boot チェック] を実行
- 「作成」してログが流れ終わったら,「出力先フォルダ」に「OS インストーラ」の ISO イメージファイルが完成しています
ダウンロードに較べて,上りは異常に時間がかかるので,就寝前や外出する際にでも(ウチの回線が未だに 12M の ADSL だからでしょうか?w
長くなってきたので,HotFix のほうは次回へ.
0 コメント:
コメントを投稿