【導入編 1-3】インストール CD の ISO イメージを作成 [SP+メーカー(OS 編)]

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投稿者 AlbertSteins on 2015年3月18日水曜日 , in , , , ,
ゲスト用 OS のインストール CD は,ISO イメージとしてデータ化しておくと便利です.

ISO イメージ(*.iso ファイル)とは,CD / DVD のデータをマウント可能な形にファイル化したもの.
Windows8 であれば,ファイルの右クリックメニューから簡単に仮想ドライブとしてマウントできます.

データなので CD より管理が楽で高速なアクセスが可能,環境作りに失敗した場合に再構築しやすい,光学ドライブレスな Ultrabook でも利用できる等のメリットがあります.

作成には,Service Pack (SP) や更新プログラムの適用済み ISO が作れる「SP+メーカー」を利用しました.

「SP+メーカー」公式サイト (A.K Office)

「SP+メーカー」は必ず「管理者として実行」して下さい.
(「実行時エラー '75':パス名が無効です。」が発生して,ISO ファイルへの書き出しに失敗するので)

(追記)
Windows 8.1 環境では「C:\Program Files (x86)\winsppm」にインストールしても正常動作していましたが,Windows 10 に移行したあとから,ISO の作成でエラーが出るようになりました.
A.K Office サポート掲示板]の書き込みを参考にデフォルト設定「C:\winsppm」に入れ直したところ,解消.

自分が用意できたのが,Windows2000 Professional だけだったので,これを使った作成例を紹介します.

ISO ファイルは,Windows2000 に SP4 を適用した「OS インストーラ」と更新プログラム
(通常は Windows Update を使って適用)だけを集めた「HotFix 専用インストーラ」に分けます.
(後者は適用に失敗する項目も少なくなく,個人の環境に依存した可能性もあるので,
 各自でカスタマイズできるようにするため.ファイルサイズを抑える意図もあります)

「OS インストーラ」は当然,光学ドライブがなければ作成はできません.
(搭載 PC でなくても,外付けやネットワーク経由で用意できれば可能)
作成後は USB メモリに保存しておけば,いつでも Ultrabook などの非搭載 PC へ利用できる.

◇ OS インストーラの作成 (for Windows2000)

  1. 光学ドライブに作成する OS のインストール CD を挿入.「SP+メーカー」を「管理者として実行」
  2. 最上段のプルダウンメニューから作成するインストーラの OS を選択 (Windows2000)
  3. 「ボリュームラベル」を「取得」.作成される ISO をマウントした時にドライブ名として表示される(判りやすい名前に変更してもよい)
  4. 「アプリケーションID / CD出版元・作成者 / システムID」を必要なら記入
  5. 「ISOイメージファイルを最適化する」にチェック
  6. 「インストールCDを作成する」にして,「CD-ROMドライブ」にインストール CD の入っているドライブを指定.「代替フォルダ」にチェックを入れて,ネットワーク経由で他 PC の共有化した光学ドライブも指定可
  7. 「作業フォルダ」を指定.ISO 作成中の作業用に使用されるテンポラリ
  8. 「出力先フォルダ」を指定.作成される ISO ファイルの出力先
  9. 「ファイル名」を記入.作成される ISO (*.iso) のファイル名
  10. 「アップデートフォルダ」を指定.インストーラ作成のために Microsoft からダウンロードされるSPや更新プログラムの保存先
  11. 「アップデートリストファイル」は未チェックにしておけば,用意されているデフォルトのファイルが使用されます
  12. その下のプルダウンメニューから「Service Pack 4」を選択
  13. 「高度な設定」を開き,[インストールCD]タブ内の「[***] フォルダを削除する」を全てチェックして「OK」
  14. メニューバーから [表示] - [ログウィンドウ] にチェック,[オプション] - [自動ダウンロードを許可する] にチェック,[ツール] - [CD-ROM Boot チェック] を実行
  15. 「作成」してログが流れ終わったら,「出力先フォルダ」に「OS インストーラ」の ISO イメージファイルが完成しています
出来上がった ISO は,無料で使えるオンラインストレージにアップロードしておけば,作ったデータに直接アクセスできないような場合(PC が壊れたときや会社・赴任先など,別 PC への導入)にでも利用できるのでオススメです.
ダウンロードに較べて,上りは異常に時間がかかるので,就寝前や外出する際にでも(ウチの回線が未だに 12M の ADSL だからでしょうか?w

長くなってきたので,HotFix のほうは次回へ.

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