[KR] グンターパスと経験値合算

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投稿者 AlbertSteins on 2016年11月11日金曜日 , in , , , ,
再実施されているアークパスを行う上でも踏まえておきたい,KR の有料コンテンツ「グンターパス」.

レベリングを加速させるパッケージが,目標レベル別に「英雄」と「反王」の二種類用意されている.

これらの違い,更に「英雄」パッケージに付帯する経験値合算についても触れる.


□「英雄」と「反王」パッケージ概要

Season4 EP2『ヴァラカス』のアップデートを記念して販売 (2016/09/28~2016/11/16 の 7 週間).
アカウント毎に「英雄」か「反王」のどちらかを 1 つだけ購入できる.
パッケージに含まれる品は一部を除き,2017/03/29 削除.

何もしなくても経験値が入り,がんがんレベルが上がった「アークパス」とは異なり,狩りを通じてのレベリング加速(販売開始と同時にアップされる,モンスター図鑑の「週間クエスト」の経験値報酬の,図鑑ブースターによる大幅増量),および消耗品と装備の支給を主とした課金コンテンツとなる.

  • 想定される最終目標レベル:「英雄」=Lv81,「反王」=Lv76.
  • 価格は「英雄」=99,000 Nコイン,「反王」=75,000 Nコイン*.
  • パッケージングされている装備(時限式・恒久)の強化数が「英雄」のほうが上位.
  • 「英雄」にのみ地竜 Tシャツが付属(恒久).
  • 「英雄」にのみ「ダブルチャンスキューブ」が付属(詳細後述).
  • 「英雄」にのみ経験値合算の権利が付帯する.
*Nコインは,韓国 NC ソフトの電子マネー.JP のカイモに相当.1 Nコイン=1 ウォンかな.


□ JP 版と KR 版の相違点について(2017/07/26 追記)

※[JP 版の販売ページ]が加筆修正されていたので,一部訂正しました.

  • JP では[英雄パッケージ]のみ販売(9,000 カイモ,2017/07/26~2017/09/13).
  • KR では個人倉庫預入が可能だった一部のアイテムについても JP では全て不可.
  • ルームティス・スナッパーは(KR の「反王」に含まれていた)+3.
  • 時限式アイテムの削除日は全て共通で 2018/01/24.
  • ダブルチャンスキューブ・変換石,英雄のプレゼント,リング拡張券には削除日なし?
  • 「リング拡張券 (Lv76/81)」は(半額割引ではなく)全額免除.
  • JP 版には経験値合算が付帯しない.


□「反王」パッケージ構成 ※ JP での販売無し.

個人倉庫には預入可能.使用すると,以下を獲得.

  • 戦闘支援装備:反王
  • モンスター図鑑ブースター:反王
  • 輝く成長のキューブ:反王

「戦闘支援装備:反王」は個人倉庫に預入可能.使用すると,以下を獲得.

  • 使用したクラスに応じた +8「古代の」武器,+6「貴重保管品の」防具など ※ 時限式
  • +3 ルームティス(青),+3 スナッパー(体力) ※ 非時限式,削除対象外
  • 戦士の歓迎支援箱 (30)

「古代の」武器シリーズ,「貴重保管品の」防具シリーズは 1) 強化不可,2) BW/BA 等の魔法エンチャント無効,3) デスペナルティによる蒸発判定あり(武器を除く).
獲得後,装備ごとに設定される 91/84/77/70 日間の時限式,削除日 (2017/03/29) には一括削除.

入手できる時限式装備は開封したクラスによって異なるが,倉庫預入可なので対応しているクラス間でなら使い回しもできる(アップグレード後も倉庫可).
詳細(クラス・使用期限)は[KR 反王パッケージ](月下独酌)を参照.
装備の性能については[KR グンターパス関連Q&A/経験値合算Q&A](月下独酌).

「戦士の歓迎支援箱 (30)」は 22 時間毎に使用でき,以下を獲得.
箱は個人倉庫にも預入不可だが,取り出した品は全てトレード可.

  • 帰還スク (5),B-℡ (5),OP (200)
  • SOSC (1),GGP (1),修練の鶏スープ (1)

「モンスター図鑑ブースター:反王」は個人倉庫にも預入不可.
所持したキャラクターがモンスター図鑑の週間クエストの達成報酬を「受取」ると EXP20%(Lv49 基準)が追加支給される.

※[週間クエスト]は,週替わりで指定される対象モンスターの討伐数ノルマを達成するクエストで,パッケージ販売開始に先立ってアップデートされた (2016/08/10).
※ 週当たり緑・青・赤の難易度別に 3 種類(全 9 種)の,キャラクター能力値に見合った地域・強さのモンスターが毎週指定される.ノルマは 40 体(ボスは 1 体)で,通常の討伐数ノルマよりは遥かに少ない.
※ EXP の追加支給(反王:20%,英雄:40%)は無いが,週間クエスト自体は「グンターパス」が適用されていないキャラクター (Lv55+) でも挑戦可能.報酬はグンターの印章 (1) + EXP2%(Lv49 基準.緑・青・赤共通),毎週最大 3 回まで.

なお,週間クエストの達成報酬は「受取」時に「ドラゴンのダイアモンド (1)」を併用すると +3%,「ドラゴンの高級ダイアモンド (1)」を併用すると印章 (4) + EXP18%,「ドラゴンの最高級ダイアモンド (1)」を併用すると印章 (9) + EXP43% の追加がある.

Lv75 を達成すると「ブースター:反王」は「リング拡張割引券 (Lv76)」に自動変換される.
※ すでに Lv75+ のキャラクターで入手した場合は,使用すれば「リング拡張割引券」に変わる.
割引券は Lv76 のリングスロット拡張の費用 (10M) が半額になるアイテム
ほかのパッケージ品とは別に削除日 (2017/07/05) が設けられているが,個人倉庫可なのでそれまでに Lv76 が達成できないようなら,他のキャラクターで利用してもいい.
 
「輝く成長のキューブ:反王」は個人倉庫にも預入不可.
22 時間毎に使用でき,「輝く成長のポーション:反王」を獲得.
Lv75 を達成すると自動削除.それまでは回数無制限で繰り返し使える.

「輝く成長のポーション:反王」は個人倉庫にも預入不可.
デイリーチャレンジ等で入手できる「成長のポーション」や「祈り系」POT とは排他.
持続 30 分.EXP+30%.KR ではネットカフェだと,EXP+40%.キャンセでも消えない.


□「英雄」パッケージ構成

主に「反王」と異なる部分(青字)について重点的に解説する.

個人倉庫には預入可能.使用すると,以下を獲得.

  • 戦闘支援装備 武具:英雄
  • モンスター図鑑ブースター:英雄
  • 輝く 光る成長のキューブ:英雄
  • リング拡張割引券 (Lv76) ※ 初期入手.事前予約でもう 1 枚追加?
  • ダブルチャンスキューブ:英雄 (100)

「戦闘支援装備 武具:英雄」は個人倉庫に預入可能.使用すると,以下を獲得.

  • 使用したクラスに応じた +9古代の ビギニング」武器,+7貴重保管品の ビギニング」防具など ※ 時限式
  • +4 +3 ルームティス(青),+4 +3 スナッパー(体力),+5 地竜 Tシャツ ※ 削除対象外
  • 戦士の歓迎 幻想支援箱 (30) ※「反王」と共通

入手できる装備の詳細(クラス・使用期限)は[KR 英雄パッケージ](月下独酌)を参照.
装備の性能については[KR グンターパス関連Q&A/経験値合算Q&A](月下独酌).

「モンスター図鑑ブースター:英雄」は個人倉庫にも預入不可.
所持したキャラクターがモンスター図鑑の週間クエストの達成報酬を「受取」ると EXP40%(Lv49 基準)が追加支給される.

Lv80 を達成すると「ブースター:英雄」は「リング拡張割引券 (Lv81)」に自動変換される.
※ すでに Lv80+ のキャラクターで入手した場合は,使用すれば「リング拡張割引券」に変わる.
割引 拡張券は Lv81 のリングスロット拡張の費用 (30M) が半額 無料になるアイテム.
ほかのパッケージ品とは別に削除日 (2017/07/05 2018/01/24) が設けられているが,個人倉庫可なのでそれまでに Lv81 が達成できないようなら,他のキャラクターで利用してもいい.

輝く 光る成長のキューブ:英雄」は個人倉庫にも預入不可.
※ 販売ページには「個人倉庫に預入可能」とあるが,実際は不可.
22 時間毎に使用でき,「輝く成長のポーション:英雄」を獲得.
Lv80 を達成すると自動削除.それまでは回数無制限で繰り返し使える.

輝く 光る成長のポーション:英雄」の性能は「反王」と特に違いはない.
つまり,「輝く 光る成長のキューブ」の自動削除 Lv 以外は「反王」と共通仕様.
倉庫預入不可.成長のキューブ同様,Lv80 達成で自動削除.

「ダブルチャンスキューブ:英雄 (100)」は「英雄」パッケージにのみ含まれ,個人倉庫に預入可能.
22 時間毎に使用でき,「ダブルチャンス変換石」を獲得.
100 回目使用時には,「英雄のギフト プレゼント」も入手できる.

「ダブルチャンス変換石」は個人倉庫に預入可能.
「ルームティス」「スナッパー」「竜 Tシャツ」「ルームティス & スナッパー保護スク」の各種箱に使用すると一定確率で「ダブルアイテム箱」を得る.
※ スナッパーの「マナ・集中・回復リング」のボックスには使用できない.

例)「地竜のTシャツ箱」 → 「ダブル地竜のTシャツ箱」

ダブル化した各種箱からは 2 倍の個数のアイテムが手に入る.
※ 強化用のスクロール類は通常枚数.
※ ダブル化した箱は交換不可となるので要注意(個人倉庫は可).

「英雄のギフト プレゼント」は個人倉庫に預入可能.使用すると,以下から 1 点を獲得.

  • B/N-dai/zel
  • 緑・青・白・赤鱗
  • オーラを失った変身支配 力を失ったもみじリング,変身支配リング
新規アイテム「変身支配リング」は ROPC の上位装備で,以下の追加機能を持つ.

  • シェイプ チェンジ,変身ワンド,キャンセによる強制変身・解除を無効化.
  • 新 Lv86/88 変身を選択可能.
  • 旧デスナイト (Lv52) 変身を選択可能.

ヤヒ・スピリッド・ケーキなどによるシェイプ チェンジにも有効かは不明.
「支配リング」を含む,変身リニューアルの詳細は[KR 変身リニューアル](月下独酌).


□ 経験値合算 ※ JP では実施予定なし?

「英雄」パッケージを開封したキャラクターは経験値合算の権利を得る(EXP を受け取る側).
合算は 2016/10/12(パッケージ販売開始の 2 週間後)に実施.

  • 資格:受け取る側は「モンスター図鑑ブースター:英雄」を所持.
  • 資格:与える側は受け取る側と同一アカウント・同一サーバーのキャラクター.
  • クラス制限は,受け取る側・与える側ともに無し.
  • レベル制限は,受け取る側:Lv55~75,与える側:Lv55+.
  • 今回は受け取れる EXP には上限があり,Lv76 (0%) を超えたぶんは切り捨て.

その他の実施方式などについては従来の合算に準拠.

与えた側は合算後,Lv1 に初期化,初回接続時にステータス再分配.
解放された装備スロットは開封済みのままだが,該当レベル (Lv59/76/81) に達するまで着用はできない.

処理の都合上なのか,合算後にモンスターを 1 体倒して EXP を得ることで,EXP の反映・LvUP(HP/MPの上昇・ボーナス ステータスの獲得)が適用される仕様に変更.
これにより従来のような,無償配布の「希望のロウソク」を使った HP/MP 上昇量の補正作業(≒無償でステータス再分配ができる機会)は今後の合算ではなくなる?


□ 総括 ※ JP では仕様が異なるため,ほとんど該当しません.

グンターパスと今回の経験値合算にはいくつか踏まえておきたいポイントがある.

「モンスター図鑑ブースター」は個人倉庫にも入らないため,必ず「英雄」パッケージは合算で経験値を受け取りたいキャラクターで開封する.

※「戦闘支援装備」は開封前なら個人倉庫に入るので,ルームティス・スナッパー・地竜 Tシャツが欲しい主力キャラクターで開ける選択も(時限式の装備類を無駄にしてしまうかもしれないが).

受け取れる EXP 上限が Lv76 なので,すでに Lv76 に近いキャラクターは「英雄」パッケージを使用するにはあまり適さない.
(Lv80 になることが目的で.合算を最大限に活用したいわけでなければ,その限りではない)

与える側も EXP を与えすぎて切り捨てられることのないように,Lv が高くなり過ぎないような配慮が必要.

グンターパスと経験値合算を経たキャラクターは,それ以前 Lv75 前後~Lv81 未満だったキャラクターを追い越す可能性がある.
これによりアカウント内のキャラクター順位が入れ替わることも予想される.

こうしたことを念頭に,今後の主力キャラクターの選別,アークパスの適用,EXP を与えるキャラクターの準備などの方針を立てる.

最後にプログラム全体の流れを確認しておく.
パッケージを開封して 70 日後(10 週目)から 4 回に分けて時限式装備が消滅.3 ヵ月後には全てが失くなる.
また販売開始日から起算して,年末・年始を挟んで半年後には「図鑑ブースター」が削除,それから更に 3 ヵ月強で「リング拡張割引券」が削除される.
全ては週間クエストの内容次第だが,Lv70 程度から僅か半年(販売終了から起算するならもっと短い期間)でも無理なく Lv75/80(反王/英雄)達成できる水準と考えていいだろうか.
「図鑑ブースター」の期限終了から「リング拡張割引券」の削除までが短すぎる気もするが,アカウント内の他キャラクターで利用するという選択もできる.
私見になるが,課金コンテンツということもあり,既存の Lv80+ ユーザでサブキャラの育成にも関心が薄い人にとっては興味を惹かれない感がある.
それよりは,新規・復帰者で「アークパス」を修了後向けに用意されたプログラムといった印象を受けた.

(JP 版向け追記)
販売開始から削除までの期間が KR と同じくほぼ半年でありながら,JPでは[鬼イベント]を介しての Lv75 からが本格的なスタートとなる.

経験値合算を含む KR では実質 Lv76 からの開始だったので,JP のほうが若干スケジュールが厳しめである.

また,KR ではリング拡張券の削除までには更に 3 ヵ月の猶予が設けられていたが,JP では全て削除日が統一されている.
Lv80 からのレベリングは完全に自力となるので,Lv81 リング拡張券まで使い切るのはライトユーザーには難しいかもしれない.

週間クエストを実際に体験してみて,弓や範囲狩りには不向きなコンテンツだと感じた.
図鑑ブースターやルームティス青(POT ブースト)を有効に活用したいなら,英雄パッケージは殴り専の POT 職のほうが適していると言えそう.

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