MS-IME 2010 (Microsoft Office IME 2010) は,MS Office XP (Version 2002) 以降の正規ライセンスユーザー向けに無償配布されている(XP 以降の Windows に標準搭載の IME にも適用可).
サポート OS も Windows Server 2003 & 2008 / XP SP3 / Vista / 7 なので本来,Windows2000 + MS-IME 2000 の環境では利用できないのですが.
黒翼猫氏の記事に 2015/04 現在の情報を鑑みて,少し手を加えてみました.
Microsoft Office IME 2010 (Microsoft)
IME2010 Installer for Windows 2000 公開 (黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition)
IME2010 インストーラをデスクトップ等に解凍し,できたフォルダの中に Microsoft からダウンロードした「InputMethodEditor x86 ja-jp.exe」を配置して「IME2010_ja-jp.exe」にリネーム.
imset.cmd を実行(Windows インストーラのエラーが出ても無視)で完了です(フォルダは削除しても OK).
「Windows Update」を 2 回(2015/04 現在)かけて,更新プログラムを適用.
タスクバー通知領域のアイコンを右クリックして「プロパティ」を開き,「入力ロケール」タブで「インスールされている入力ロケール」から「Microsoft Office IME 2010」を選択して [既定値に設定].
続けて [IME の設定] で「Microsoft Office IME 2010 のプロパティ」を開き,「その他」タブで [辞書アップデートの設定].開いた窓で [辞書の更新を確認する](3 つの辞書が更新).「インストール済みの辞書を自動的にバージョン アップする」にチェックして [OK].
Lineage するなら「全般」タブの「キー設定」を [変更] で,【設定編 1】の「最小化の予防」(F5 関連)をするのも忘れずに(設定は引き継がれません.Microsoft さん,Export 機能くらい付けましょうよ?).
辞書の更新に失敗する場合は,WLU の「手動 Update」で「OS Type」に「Windows 2000」を指定して「IME 2010」で [検索],検索結果から各辞書の最新版を落として実行.
これで WinAuth からの簡易入力が全角になってしまう症状はなくなります.GameGuard の妨害は相変わらずなので,Lineage では結局使えませんが.
なお,MS-IME 2010 の「インターネット検索」の機能は Windows2000 では上手く動作しないようです.
(追記)
ユーザー辞書は上位互換ではないため,パスで旧辞書を指定してもエラーになります.移行した場合は,旧 IME の辞書ツールでテキストファイルに出力してから,MS-IME 2010 側で取り込みます.
Windows Vista(XP や 7 でも?)に MS-IME 2010 を入れると入力ロケールから OS 標準の IME が消えてしまいます.この場合,[コントロール パネル] - [地域と言語のオプション] の「キーボードと言語」タブで [キーボードの変更],開いた「テキスト サービスと入力言語」窓の「全般」タブで [追加],開いた「入力言語の追加」窓で日本語の中にある「Microsoft IME」にチェックすれば,再び表示されるようになります.
試しに Windows8.1(MS-IME 2012 を標準で搭載)にも MS-IME 2010 を入れてみましたが,インストールはできたものの入力ロケールに表示させることができず,利用できませんでした.
0 コメント:
コメントを投稿